学生さんが社会に出る季節ということもあってトピック「最初の3年」が盛り上がっています。
最初の3年という切り口で考えると僕も少し変わったキャリアパスと言えるので、このトピックに一石を投じてみたいと思います。
社会人1年目〜3年目 業務系SE時代
概要
新卒で入社した会社には、Webアプリケーションエンジニアとして採用されました。技術力に評判のある会社で、優秀な上司や先輩たちから沢山のことを教えて頂きました。
学んだテクニカルスキル
- Webアプリケーションの基礎知識
- (当時の)ECサイトのバックオフィスの業務知識
社会人3年目〜5年目くらい 社内SE時代
概要
新卒の会社では3年強お世話になり、もう少しビジネスサイドのシステムに携わりたいと考え転職しました。社内SEがいない会社に初めての社内SEとして採用されたため、一人でなんでも挑戦できる反面、責任は全て自分という環境で働いていました。
学んだテクニカルスキル
- 基幹システムの業務知識と会計知識
- 社内SEに必要なインフラ関連の基礎知識
社会人5年目くらい〜11年目 総務時代
概要
社内SEとして入社をしたのですが、上場を目指すということで管理部門の人手が足りなくなりました。猫の手も借りたいという状況だったので、まずは総務からということで管理系の仕事に携わることになりました。
学んだテクニカルスキル
- 総務系の業務知識
- IPOに向けての基礎知識
- 人事労務の基礎知識
社会人11年目〜現在 人事総務、法務、内部監査
概要
自分の力でどこまでできるのかを試したく、また、より社会貢献性の強い環境で働きたいと考え、2回目の転職をしました。この転職で一番学んだことは、環境に慣れると進化できないということです。転職して新たな学びを経験すると、前職では知らず知らずのうちに努力を怠っていたことを感じました。
学んだテクニカルスキル
- 人事総務の深めの知識
- 法務の深めの知識
- 内部監査の基礎知識
まとめ
4月で社会人13年目になります。最初の3年で学んだテクニカルスキルは、ITスキルの面では有用ですが、自分のメインの武器とはなっていません。それよりも仕事に向き合う姿勢(ヒューマンスキル)は、最初の3年やその後の社会人生活で身につけたものが今でもピカピカに活きています。
ドラッカー先生が言うとおり、自らを陳腐化させることが競争優位を保つ秘訣です。テクニカルスキルは身につけた瞬間から陳腐化するものと捉えると、努力し続ける大切さがわかります。また、変化し続けることが大切であって、目先のスキルに囚われているようだと成長も見込まれません。
新卒で入社した時には十数年経ってこんな働き方をしているとは夢にも思っていませんでしたが、やりがいある仕事に挑戦できる日々に満足しています。
新人の頃の前向きに取り組む姿勢を忘れずに明日からも頑張りたいなと思った次第です。