社外のメンバーとチームを組むことで得られた経験

久しぶりにプライベートブログの更新です。気がつけば、社会人大学院に入ってから1年以上更新していませんでした…

先日、JBCCという学生向けのコンペディションに参加しました。正式名称は、日本ビジネススクール・ケース・コンペティションで、ビジネススクールで学ぶ学生たちが4人で1つのチームを作り、日本企業が抱える問題点・課題をケース分析を通じて提言する大会です。ビジネスケースが与えられてから2週間ちょっとで約4,000文字の提案書(Word)と補足資料18スライド(PowerPoint)を作成するものです。

限られた時間の中、チームメンバーの強みを引き出して、どう戦うのかを考えることが私のミッションでした。会社(業種・職種)を超えてチームを組成し、自分よりもスキルのある先輩をどうマネジメントできるのか、というテーマでしたが、点数としては50点ぐらいです。特に前半は気後れをした部分が否めず、プロジェクトの全体設計が全くできていませんでした。もう少し効率的な時間の使い方ができていれば、最後の提出がギリギリになることはなかったかもしれません。締切時間は6/5(日)の23時59分でしたが、メールの送信時刻は23時40分でした…

今回の取り組みを経て学んだこと・次に活かせることを振り返りたいと思います。

Keep

忌憚のないコミュニケーション

正面から意見がぶつかり合うコミュニケーションをとることができました。良い提案を作る、という志が一致したからこそできたことです。時にはちょっと空気が悪くなる瞬間もありましたが、それもお互いが真剣だからと共通認識になっていたと思います。

強みを活かした作業分担

個性豊かな4名ですので、それぞれの強みが明確だったことは良かったです。現状を正しく測る人、そこから新しい物を生み出す人がそれぞれの強みを活かすことができました。多様性の大事さを実感しました。

周囲のサポート

これは本当にありがたくて、K.I.T.の先輩や会社の同僚、道端で勇気を出して声をかけたアパレル業界の人などが親身になって相談に乗ってくれました。そして沢山の差し入れも頂きまして、ありがとうございます。疲れた脳みそには本当に嬉しかったです。
自分一人で仕事をしているように感じますが、周囲への感謝を忘れてはいけないと強く感じました。

Problem

ハードに取り組みすぎて体調を崩す

予選の段階で飛ばしすぎたのか、体調を崩すことがありました。これは自分のマネジメント力のなさが露呈した結果です。次にまとめる全体設計の曖昧さに起因していることです。

全体設計の曖昧さ

新しいものを創造するプロジェクトに慣れていないのもあって、どのようなフローで進めていくのかが全く見えていませんでした。事前にトライアルのケースを取り組みましたが、トライアルをトライアルで済ましていたと反省しています。リーダーの大切さを実感しました。

Try

ジャンプした提案

(予選通過を前提として)本戦では、ジャンプした提案をしたいと思います。ここまでやってきたか!とあっと言われるようなK.I.T.力を発揮したいです。

まとめ

個人的には全力で取り組むことができ、いかに今までの授業のケースを適当に済ましていたのかと反省しました。ただ、今回の経験は大袈裟に言うと自分の人生にとっても非常に価値のある時間だったと思います。全力で部活に取り組んでいた高校時代を思い出し、今回は絶対に優勝してやると本気で挑戦しました。1年ちょっとの大学院での学びに加えて、これまで社会人として学んできたことを総動員したと言い切れます。そして何より、この4人のチームで挑戦をできたことが最高でした。

新規事業に強みを持つHさんは、この短期間に4つのビジネスモデルを創っては壊しました。磨き上げられた提案は、これまでにない新しい婦人アパレルを築くことができると思います。
お金に強みを持つYさんは、体調を崩すまで全力で取り組んで頂きました。予測PLからキャッシュ・フローをあの短期間に作成できるのは、突出したスキルと経験があるからだと思います。
リサーチに強みを持つKさんは、ファクトの大事さを徹底してくれました。
最後に自分は、一番若くて経験がないだけに、ガムシャラさだけは一番になろうと決意していました。睡眠時間を削っての取り組みは、正直しんどかったですが、これだけの満足感を得られたのは大きな財産になりました。

まだ、予選の結果は出ていませんが、本戦もこのメンバーで戦いたいと願いつつ、良い結果を待ちたいと思います。そして、時間を許してくれた家族のサポートにも感謝しています。