問題の本質を捉える力を磨く

自分でいうのもなんですが、最近仕事のやり方が変わってきたと感じています。具体的には仕事に追われることが少なくなったということです。30代の前半までは常にバタバタしていたイメージなのですが、「今日これをやろう」と決めたことができる確率が格段に高まったと感じています。

仕事に追われることの問題は、3つあると考えています。

  • その場しのぎの適当な仕事になること
  • 問題の本質を捉えることができなくなること
  • 自分が成長しないこと

その場しのぎの適当な仕事

今を乗り切ることに精一杯になるため、仕事の精度が雑になるばかりか、標準化する努力を怠ります。例えば、今度同じ事があるとわかっていても、また一からやらないといけないはめになったり…
記録を残さないのは最悪です。暗黙知形式知に変える努力を怠ってはいけません。

問題の本質を捉えることができない

目先の仕事はなんとかこなせたとしても、「何のためにこの仕事があるか」が見えなくなります。問題の本質を考えようともしないのです。目先の問題にばかり追われると、もぐらたたき的な対処しかしないため、いつまでたってもバタバタするというわけです。
デフレスパイラルのような状況に陥ってはいけません。もっと上流に目を向けて本質を捉えましょう。

自分が成長しない

バタバタしていると「自分は仕事をしている」と勘違いをします。一方、お風呂に入って一日を振り返ると自分は何を得ることが出来たのかがわからずに悶々とするわけです。仕事が出来るようになると楽しいし、もっと新しいことに挑戦したいと前向きになります。
そうあるためには目標設定が重要です。真剣に目標設定をし、理想の自分をイメージしましょう。


最後にいつも大切にしている言葉をご紹介します。ノルウェーの森の一節。

「あれは努力じゃなくてただの労働だ。俺の言う努力と言うのはそういうのじゃない。努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ。」

目的的というフレーズが大好きです。