Google Driveの導入検討

当社ではGoogle Appsを導入して約3年が経ちました。

 

導入目的は、社員数が増えてきたことでこれまでのレンタルサーバでのWeb・メールサーバの管理が限界に来ていたことと、業種の特性上大容量のデータをメールでやりとりすることが多いのでそれに耐えうる仕組みが必要になったからです。

 

導入当時はWebメールに切り替えたことで社員からは非難轟々でしたが、今ではすっかり定着しています。

 

そんなGoogle Apps(というよりもGoogle)で新サービスがリリースされました。

そう、Google Driveです。

 

これまではAppsの基本機能のみを利用していましたが、初めてオプションサービスを利用したいと考えています。その理由は主に以下の3点です。

  • クライアントPCのデータをリアルタイムにバックアップ可能
  • クラウド上のデータにどこからでもアクセス可能
  • 社内に新たにストレージをたてるよりもコストパフォーマンスが良い

 

クライアントPCのデータをリアルタイムにバックアップ可能

当社では、Macユーザがグラフィックや空間のデザインを行う関係で、扱うデータ量が通常の会社と比較すると大きくなります。すべてのデータをファイルサーバで管理したいのですが、そのためには膨大なストレージが必要になり、会社規模を考えると現実的ではありません。

 

そこで、外付けハードディスクを使ってクライアントPCのデータをバックアップしていたのですが、それでも故障等によるデータのロストは防ぐことができません。Google Driveの導入で、作業中のデータはGoogle Driveへ、完成データはファイルサーバで共有、といった使い方ができるかと考えています。

 

クラウド上のデータにどこからでもアクセス可能

今の御時世、会社にいないと仕事ができない、というのはナンセンスですよね。

 

自宅からのVPNを許すにしても、セキュリティをどのように担保するかは、われわれのような中小企業には難しい問題です。そこでGoogle Driveに便乗すれば、そもそもクラウド上にデータはあるので問題はないかなと考えています。

 

社内に新たにストレージをたてるよりもコストパフォーマンスが良い

社内SEの悩みのひとつにバックアップがあると思います。私も毎日神様に「今日もサーバが壊れませんように」と祈っています。社内でストレージを立てると、ストレージの導入コスト、バックアップシステムの構築コスト、さらに運用コストと様々なコストが発生します。先日ストレージを約3TB増強したのですが、その際は約100万円ほどかかりました。(もちろん構築コストのみ)

 

これらのコストが5GBまでは無料。25GBでも月額$2.49という低価格で提供されます。(詳細はこちら)社内ストレージの運用リスクを考えると、魅力的なサービスです。

 

まとめ

いいとこ尽くめのGoogle Driveのようですが、セキュリティのリスクは考えなければいけません。現状はGoogle Apps接続時のソースIP制限などをかけていないのですが、そのあたりも必要になるかもしれません。

 

性善説でいきたいところですが、事故があってからでは取り返しがつかないですからね。セキュリティに関しては別途記事を書きたいと思います。